次代の農と食をつくる会

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次代の農と食を語り合う会:山形の新たな風! ゆるく繋がる置賜若手農業者のつどいレポート(無料版)

山形県の最南端に位置する置賜地域。米どころでもあるほか、米沢牛などの畜産、ぶどう・りんご・さくらんぼなど果樹の名産地として知られ、酒蔵やワイナリー、温泉地も充実しています。

2023年3月22日に、米沢市で「置賜地域若手生産者の有機農業を語る会」がひらかれました。

参加者は置賜地域の若手生産者(有機、慣行)に加え、行政関係者、地元大学生など、日頃なかなか接点のなかったプレイヤー同士。

新しい時代の農業を活性化していくには個人の頑張りでは限界があります。これからはもっとプレイヤー同士が出会い、点を面にして繋がっていく必要があるという思いから、山形県置賜農業振興協議会の主催で今回初めて企画されました。

行政が企画する場にありがちな堅苦しく発言しづらい雰囲気ではなく、ざっくばらんな雰囲気で、お互いの距離を縮めながら対話(コミュニケーション)を重ねて、人同士がゆるく繋がっていけて、笑顔で終わる。そんな場を目指し、

次代の農と食をつくる会からは千葉康伸が生産者目線で基調講演をおこない、そして農産物プロデューサー、フードデザイナーの新田美砂子氏が「有機農業を考えるワークショップ」をコーディネートし、ひとりひとりが等身大の自分の言葉で語りあるような場作りをおこないました。

今回はお二方より、当日の様子、その熱気と手応えまで含め、伺っていきたいと思います。

そしてこうした垣根をこえた場作りが全国の産地で展開されることの意義、メリットや可能性についても、参加者の皆さんと一緒に共有し、話し合うことができれば幸いです。

前半30分はYouTubeライブにて無料配信となります。ぜひお気軽にご覧ください!

参考:有限会社コートヤード『有機農業者と慣行農業者が一緒に「有機農業を考えるワークショップ」を行いました 多様性時代の繋がり方を考えるワークショップ』

【イベント概要】

◆ 日時:2023年4月27日(木)19:00開始 20:30終了予定

◆ スピーカー:

●新田美砂子(農産物プロデューサー、フードデザイナー/有限会社コートヤード 代表取締役)

約20年前に野菜料理研究家からスタートして1,000件以上のレシピを開発した後、もっと農業の現場のことを知りたくなり、農産物の生産や販売に関わりながら、マルシェの立ち上げや各地の六次産業化や食による地域活性化のコンサルティングなどを行うようになりこれまで、50件以上の案件のご支援をしてきました。
食の専門知識&農産物の現場での経験を活かして、畑と食卓をどう繋ぐかをお客様と一緒に考える女性で唯一の農産物のマーケティング専門家として活動しています。
メニュー・商品開発のノウハウを理論化したオリジナルメソッド、食の基礎知識や経験値を高めるためのオリジナル体験学習プログラムを提供して、食を担う仕事をする人のスキルアップや若い人達の食への関心を高めるための活動も行っています。
また、情報過多でわかりにくくなっている食や農に関する疑問や課題を、フラットな立場でなるべくわかりやすく講義や講演で説明しています。
https://courtyard.co.jp/

●千葉康伸(株式会社 農楽 代表取締役/次代の農と食をつくる会代表理事)

土佐自然塾、山下農園で2年間研修したのち、神奈川県愛甲郡愛川町で新規就農。「五感を 研ぎ澄まして、畑で自分の感性に焼き付けること」という山下一穂氏からの教えを実践。野 菜類を約50品目栽培し、県内の生協・イオン・ビオセボン、小田原市内のレストランへの販 売が主。
農業を子供達の憧れの職業に!と願い、研修生の育成にも注力。また農場外でも有 機農業参入促進協議会代表、アグリイノベーション大学校専任講師、丹波市立農の学校特別 顧問を務める。2018年より「 一般社団法人 次代の農と食をつくる会」代表理事。オーガ ニックや有機農業の枠をこえて、次代の持続可能で多様性のある豊かな社会を目指している。
https://noraorganic.official.ec/