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2月25日(水) : 有機農業栽培・経営研修 中部東海ブロック講習会
この研修会は、国の「有機農業新規参入促進事業」の一環として北海道から九州まで全国5か所で各地の生産者がこれからの有機農業に必要な技術や知見、そして想いを共有し合う場づくりを目指します。
中部東海ブロックのテーマは下記としました。
「堆肥・有機物施肥の基本を改めて考える」~有機窒素物肥効見える化アプリ紹介~
有機農業推進の意義の一つに、社会における「資源の循環」があります。地域から出る有機物をただ廃棄物とするのではなく、自然循環機能を生かして農地に還し、食料生産に活かすこと。
しかし、理念だけで栽培ができるほど単純ではありません。「有機物だから大丈夫」と大量投入すれば、土壌のミネラルバランスが崩れてアルカリ化を招いたり、窒素成分が環境中へ流亡したりと、かえって土と環境を傷める結果にもなりかねません。 適切な循環を実現するには、客観的で科学的な「指標」が必要でしょう。
今回は、農研機構の古賀伸久氏をお招きして「有機質肥料の窒素肥効の見える化アプリ」をご紹介いただきます。多様な有機物を、いつ、どこに投入すれば、どのように窒素が発現するのか。シミュレーションに基づく施肥設計は、有機物施肥に頼る有機農業者の施肥管理の精度を上げてくれるはずです。
https://agri.mynavi.jp/2022_05_24_192678/
開催地となる伊賀地域にはその「循環」を地域全体で実践しているモデルがあります。伊賀は古琵琶湖層由来の重粘土質であり、土壌改良のために多くの有機物を必要とする土地柄です。そこで一つの役割を担っているのが、食品残渣の堆肥化に取り組む株式会社エムシーエスです。
同社の製造する堆肥は高品質で、生協などの契約産地として有数の規模を誇る伊賀地域の有機農業者の多くがこの堆肥を活用して土づくりを行っています。単なる産業廃棄物の処分ではなく、地域全体として大きな「有機物循環」が成立しているのが特徴です。
ここで考えたいのは技術的な要素だけではありません。生産者と地域の事業者がどうやって提携し、技術や経営の面でレベルアップを図って地域が発展し続けていけるか、そんな「産地」としての有機農業推進の課題について掘り下げたいと思います。
講習会の前、午前中には、実際に循環の現場を巡るオプショナルツアー(要事前申込/有料)も企画しました。マイクロバスの都合がありますので、先着25名ほどとさせていただきます。お早めにお申し込みください。
※当日の様子は後日アーカイブ動画としてWeb公開予定です。
【イベント開催詳細】
日 時:2026年2月25日(水)
場 所:ゆめテクノ伊賀 テクノホール(伊賀市ゆめが丘1丁目3-3)
テーマ:「堆肥・有機物施肥の基本を改めて考える」有機窒素物肥効見える化アプリ紹介
東海エリアの有機農業者 視察~栽培技術意見交換会
講 師:農研機構 九州沖縄農業研究センター 古賀伸久氏
事例報告者:
伊賀有機農産供給センター 山口順氏 https://www.iga-yuukinousan.org/
五段農園/土の学校主宰 高谷裕一郎氏 http://5dan-farm.com/
株式会社エムシーエス(堆肥製造事業者)林貴寛氏 https://www.mcs-web.net/
ファシリテータ: 伊賀ベジタブルファーム㈱ 村山邦彦
参集範囲: 愛知、岐阜、三重および周辺地域で有機農業に取り組む生産者、周辺事業者
連携団体: あいち有機農業推進ネットワーク、伊賀有機農業推進協議会
伊賀ベジタブルファーム㈱ 次代の農と食をつくる会 ほか
【申し込み方法】
下記グーグルフォームからお申込みください
https://forms.gle/UFbahSLJcmrVtRceA
【当日スケジュール】
10:30 オプショナルツアー集合(ゆめテクノ伊賀)
食品残渣堆肥製造~圃場視察
(先着25名/別途参加費1000円)
13:30 受付
14:00 講演および事例紹介~クロストーク
15:45 参加者全体での意見交換会
17:00 セミナー終了
終了後は有志による懇親会を予定しています。
18:00~ @伊賀流忍者体験施設 万川集海「伊賀忍者饗膳」
